アニメ

涼宮ハルヒの考察 〜アニメ編〜

posted in 00:59 2007年01月10日 by 涼微
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ついつい去年のブームに乗って、初めてライトノベルというものを読んでみたのだが、その初のラノベである涼宮ハルヒシリーズについて、今更ながら思い出しつつ考察してみよう。

〜アニメ編〜

始めに
初期からのファンというわけではないので、一般的な方法であるアニメから入ったわけだが、正直言って普段からアニメを全くといっていいほど見ない(というかテレビもほとんど見ない)ので、少々素人的な立場ではあるが、それなりにこのアニメを考察してみました。



時系列の違い
まず、アニメから入った人にとってぶち当たるのが、時系列がめちゃくちゃで意味が分からないということだろう。といっても、わたしは、テレビ放送をリアルタイムで見たわけではなく、You Tubeで見たから一気に二日で見れたのだが、それでも途中で短編が挿まれ、閉鎖空間がどーのこーの言われてもよく分からなかった。
 
しかし、もちろんこれには、意図があってのことである。一般的によく聞くのは、時系列をばらばらにすることで、初めて見た視聴者層に煩わしさを残し、原作を買わせるという戦略であったと聞く。一見失敗しそうな戦略だが、おそらくネットと結びついたことにも起因して、見事に的中しアニメ放送後、原作がバカ売れしているのである!

そこで、どのアニメでもこの戦略を真似すればいいではないかという意見が聞こえてきそうだが、この戦略には二つの前提が成り立っていないといけないと思われる。まず一つ目は、1クールなどの短期で終わらせることだ。もし長期的に続けるとアニメからの視聴者が混乱して元も子もなくなってしまうだろう。

もう一つは、短編と長編がうまく混ざり合っていないといけないということだ。仮に短編だけに偏るとそれは、ドラえもんなどのただの単発系アニメになってしまうし、長編に偏るとぐちゃぐちゃでわけが分からなくなってしまう。その点この涼宮ハルヒというアニメの性質にはまさにぴったりの戦略であったといえよう。



動きの凄さ
様々な所で言われている「動きが繊細で凄い!」というフレーズについてだが、これについては、最近のアニメを見ないのでよく分からないのだが、例えば第12話の「ライブアライブ」で長門さんがギターテクを披露して指を高速で動かすシーンなんかは、確かに凝ってる印象を受ける。

そこで、他のアニメーション制作会社は、これほどの技術を持っていないのだろうか?という疑問が生まれる。わたしはアニメーション製作技術に疎いので分かりかねるが、ある仮説ぐらいは立ててみることが出来る。

それは、アニメーション製作は努力の割に、あまりお金は入ってこないのではないかということだ。つまり、あまり頑張りすぎても、それに比例したお金という見返りは期待できない。しかし、このアニメを手がけた、京都アニメーションの製作スタッフは、本当にアニメーション作りが好きで、その結果情熱を持って仕事に取り組んだ。その差が出たのではないだろうかという考えだが、合ってるかどうかはよく分からない。
 


衝撃的な第一話
さて、原作ファンの心を捉えたのはどうしてかというのは、この第一話に集約されているといっても過言ではない。第一話から本編ではなくて、原作で言うエピソード00を持ってきて、元のストーリーとは一味違うことを主張し、さらにSOS団が作った自作映画ならではの繊細な演出で、原作を読んでいる者しか知りえない、微妙な部分を表現した事こそ、まさに最初からのファンの心を捉えた要因なのではないだろうか。

以上を踏まえた私的感想
わたしは、先に述べた通りアニメから入ったので、確かに時系列をいじるなどの脚本が用意した不思議さに、はまった面もあるだろう。

しかし、ネットを通じて、なにか一つのストーリーの動画を見るのも初めてだったので、その新鮮さが手伝った要因が大きという事も考えられる。さらに、幼少の頃アニメを楽しんで見ていた感覚を久しぶりにアニメに触れる事でなんとなく思い出されたのかもしれないとも思う。

そう考えてみると、涼宮ハルヒでないといけかったというわけではないように思われる。つまり、涼宮ハルヒという作品が話題になり、自然に目に留まる確立が高くなった。そこで、上に挙げた要因も手伝って結局は熱が冷めないうちに全部見終わったのではないかということだ。

この辺に関しては、次回涼宮ハルヒの考察 〜ライトノベル編〜  に続く

まぁ、今後アニメを見るかどうかは定かではないが、たまには見るのも良いかもしれない。

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ソース

みたいもん


デジモノに埋もれる日々


ねこ的webメディア論


ピヨ速





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