偏差値について
posted in 20:36 2008年01月21日 by 涼微
前の記事の経済学検定のランク判定で偏差値と範囲の対応について初めて詳しく知った事なのだが、それは偏差値60というのは所詮上位15%でしかないという事である。これは意外と重要で上位15%という誰でも努力すれば届く範囲の事をやれば社会的にはそれなりの評価が与えられるということである。ところで、偏差値といえばすぐに思いつくのが大学受験であるがいかんせん年齢も20を超えるとセンター試験を受けようにも大学卒業の年齢を逆算すると多少の無理があるので、その年齢ぐらいからならば仕事につながる資格や公務員、大学院のために勉強した方が良いだろう。
ところで、どの大学を出るかなんてのは所謂、人生の序盤において社会的成功(例えば年収・名声など、まぁ個人的には対して興味はないがもっとも金はある方が楽だけど)とはあまり相関がないような5教科の勉強をどれだけがんばったのかという指標をあらわす”資格”でしかないのである。もちろんここでは基礎学力の無意味さを説いているわけではないし、(寧ろ十分に読み書きしてない連中の話などは聞くに堪えないものである)また、シグナリングとして機能する大学名と多くの人が社会的成功と考えている職業の就職率が相関する事を否定しているのではなく、寧ろそういったシグナリングとしての機能を果たすといった種類の”資格”なのであり、偏差値において二流・三流の大学に通っているからという理由でその人の人格や忍耐力などの要素を何から何まで全否定すべきでは無いという事である。
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この記事へのコメント
1. Posted by 学部生 2008年01月26日 03:53
×相関→〇回帰
5. Posted by 涼微 2008年01月26日 22:40
相関→変数間の関連の強さ。関連性。
回帰→変数間の値のばらつきがどの程度他の変数のばらつきで説明できるか。
よって、相関で正しい。
もっとも、正に相関か負に相関か明記してないのは落ち度だけど。ちなみにこの記事内には二つ相関の記述があるが、一つ目は(たぶん)弱く正に相関、二つ目は相関係数0.7ぐらい(勘だけど)。
回帰→変数間の値のばらつきがどの程度他の変数のばらつきで説明できるか。
よって、相関で正しい。
もっとも、正に相関か負に相関か明記してないのは落ち度だけど。ちなみにこの記事内には二つ相関の記述があるが、一つ目は(たぶん)弱く正に相関、二つ目は相関係数0.7ぐらい(勘だけど)。
6. Posted by 学部生 2008年01月27日 00:05
二つ目の相関は回帰が正しい。相関は単に変数間の関係性を指し、回帰は因果関係のことを言う。二つ目は「”へ”の就職率」の時点で方向性があるから回帰である。
9. Posted by 涼微 2008年01月27日 01:59
確かに大学名を社会的成功と考えている職業への就職率に収束させるなら回帰的手法を使うんだろうけど、ここでは"大学名"と(and)"社会的成功と考えている職業への就職率"の関係性の強さというニュアンスの使い方かな。しかし、確かに"へ"が入ってたら回帰的な意味合いの方が強くなるね。どうもご指摘有り難う御座います。