お金と英語の非常識な関係 上・下/神田 昌典
採点
75点
項目
上
第1章 お金になる英語の学び方
「金のなる木」の種子は、どこにある?
愚鈍なカメが、ガメラになれた理由
カギは、ほんの少しの英語力 ほか
第2章 勉強しなくても、なぜか英語が使える人の秘密
なぜ松田聖子は英語が使えるのか?
この六つの常識を捨て去れば、英語学習は飛躍的に楽しくなる
複雑に見えるものほど、習得しやすい ほか)
第3章 新しい現実を生み出すファースト・ステップ
新しい現実を創るメカニズム
世間の常識に浸かっていると、迷路にはまる
最短最速ルートで行こう ほか)
下
第4章 3時間洋書攻略法
英語の本は読めないのではなく、読まなかっただけ
母国語じゃないから、英語が読めないという誤解
フォトリーディングの現場を、実況中継する ほか
第5章 国際ビジネスで活躍するワープの入口
レストランでの出来事
機長からのアナウンス
清水の舞台から飛び降りると、そこは… ほか
第6章 未来への帰還
三〇秒で苦手な相手と、打ち解ける方法
一五分で、旧知の友人になる方法
英語がヘタでも、会話につまらず、永遠に続かせる法
こんな人にお勧め
英語を使ってビジネスをしようとしている人。
内容のレベル
6
(概要・感想)お金と英語の非常識な関係
英語学習関係の本を何とな〜く探していたら、知る人ぞ知る、あの神田氏の英語関連本を発見!ということで、上・下巻一気に読破したので、このブログではその概要と勝手な感想を記述していくことにしよう。
概要
神田氏が言いたいことは要するに、ビジネスで使える英語を身に付けると、仕事の幅がよりいっそう広がり、また、その修得方法も簡単なものですよ!ということみたいだ。
まず、上巻の前半は、英語を習得することにより、いかにチャンスが広がるかを神田氏独特の文体で表現されていた。例えば、日本で翻訳されてる本は実はごく一部だとか、時代の流れを読めばヒーローになれるだとか、色々と旨いことが書いてあって、この辺を読めばまず英語を修得しようとするモチベーションを上げることができる。
そして、上巻の後半になってくるといよいよ実践的に、ビジネスで使う英語を修得するにはどうしたらよいのかという方法論に入っていく。そもそも、著者によるとビジネス英語というのは、簡単な部類に入るらしい。というのも、使う単語数も少なくまた、決まった受け答えしかしないのがその理由だそうだ。だから、ビジネス関係の会話をしているテープを約180分頭に入れ、また、無理にきれいに発音しようとしないようにし、さらに自信を持ってそれなりに喋れるようになれば、それで十分なのだそうだ。また、英語を修得できないのは心のどこかで、何らかの理由をつけてブレーキを掛けるいるからなので、アクセルを踏むことが何を始めるにしても大切なことなのだそうである。
下巻前半ではいよいよ洋書を読む実践方法へと入っていく。本書が勧めている読み方はやはり、神田氏が外国から取り寄せた「フォトリーディング」という方法である。この方法は簡単に言うと、目次や前書きなんかに目を通してその本の内容を大雑把に知り、そこからその本の内容を全体的に見ていく方法である。詳しくは「フォトリーディング」で検索したらいくらでも出てくるのでそちらを参考に。そして、その方法で大体内容の3割ぐらい理解できれば実用の面からも上出来なのだそうだ。
下巻後半はついに世界に飛び出そうじゃないかという事で、その一歩を踏み出すことの重要性を説いている。一歩踏み出せば自然にチャンスが巡ってくるものなのだそうだ。さらにこの辺は具体的なノウハウが満載で外国でビジネスをしようという人は必読の章である。
また、巻末の付録には実際どのような本・雑誌を参考にすればいいのかが書いてありこの項目は私的には一番参考になった。
英語を勉強しようというより、まさに言語本来の意味である実用しようとする人にお勧めの一冊である。
感想
英語活用の方法が実践的に著者の経験を生かしつつ、また筋立てて書いてあったので、とても分かりやすかった。また、神田氏のおどけた感じの文体も面白みがありわたしは好きである。
まずは、洋書読破に本書の情報を活かしてみて、読んだらブログにでも内容を書いてみようかな。
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今後ともよろしくお願い致します。

気が向いたときしか更新してないですけど、どうぞ何か新たな発見がありましたなら参考にしてやって下さい。