論文の教室/戸田山 和久
posted in 09:45 2006年12月18日 by 涼微
採点
80点
内容
論文の書き方の基礎を、先生と生徒の会話調で解説。
項目
1 キミは論文って何かを知っているか
・論文の宿題が出ちゃった!
・論文には「問いと主張と論証」が必要だ
・論文にはダンドリも必要だ
・論文とは「型にはまった」文章である)
2 論文の種を蒔こう
・論文の種としてのアウトライン
・論証のテクニック)
3 論文を育てる
・「パラグラフ・ライティング」という考え方
・わかりやすい文章を書くために
・最後の仕上げ)
読んだ動機
文章を書くにあたって、論理的に書きたかったから。
こんな人にお勧め
1、自分の文章が稚拙だと思っている人。
2、レポート・論文をもう少しましに書きたい人
内容のレベル
5
文章の考察
初めに、論文とはある仮説を検証し自分なりの結論を出す文である。もちろん、その仮説を証明するための裏づけが、もっともでないとそこから導き出される結論も正しいとは言えない。
また、論理的に書くとは、何か感覚的に正しいと思い込んでいる事を疑い、その事の裏づけ・根拠を示し記述することである。
そこで、文章を書くにあたって、論理的に書けているかどうかで、その文章の説得力に違いがあると思われる。これは、論理的な文章はある推理・仮説をきちんと説明しながら進んでいくからだ。
ところで、何を書いているか分からない文章というものは、往々にして、ある一まとまりの文章の中にいろんな要素を詰め込みすぎて主張が意味不明になっていることが多い。なぜなら、読者にとってみれば、どこがどう繋がっているかがさっぱりだからだ。なぜそういう自体に陥るかというと、しっかり考えずに、さらに主観的に書いているからである。
また、繋がりという点では、接続詞の使い方も重要になってくる。自分もそうなので大きな声では言えないのだが、案外間違った接続詞を使っていることは多い。こういう事は文章をどんどん書いて慣れていくしかないのかもしれない。
最近文章を書いていると、ふと思うことがあるのだがそれは、語彙が平易な文と、難解な文では、どちらが優れているかという事だ。
語彙が平易な文におけるメリットは、文章が万人にとって読みやすいということだろう。これは、ブログなどの大衆に読んでもらう文にとって有益な書き方だと思われる。
一方、語彙が難解な文のメリットは、専門的な用語を使えたり、様々な事物・事象を短い文字列で表せることである。こういった文は軽快に読めるのが一部の人に限られてくるので、学術的な文に有効なのだろう。読める人が限られてくるという点では、知識の共有という事が、そういった人たちだけに限られるという懸念がでてくる。
そこで、そういった難解な専門知識を平易な文で書く能力を持った人が重宝されるのである。ベストセラーになった本の中にもそういった要素を持つものがちらほら見受けられる。
しかし、そういった方法は受動的な気がしてならない。能動的な人は勉強して自分自身で語彙の難しい専門書を読むのではなかろうか?時間がないというのならしょうがないが、多くの人は往々にして無駄な時間があるものだ。
最後に、わたしは、まだまだ文を書き始めたばかりなので、読みにくいところ、間違っている表現もあると思うが、もう少し勘弁してもらいたい。書いていくうちにだんだんましになっていくだろうから。
こちらのブログも巡ってみよう!
関心空間
素直になれませんが( ゚Д゚)ナニカ?
読後メモ

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この記事へのコメント
1. Posted by つぶ庵 2006年12月21日 21:11
涼微さん、こんにちは。
遊びに来てしまいました。
この本が気になったので、
ここにコメントします。
なかなかどうして、
書評お上手ではないですか。
「涼微」の由来からすべて
読まさせていただきました。
評価の仕方も、
採点 ---> 内容 ---> ・・・・
・・・・ ---> 文章について
の流れは考えましたね。
なかなか Good だと思います。
また遊びに来ますので、
よろしくお願いします。m(_ _)m
遊びに来てしまいました。
この本が気になったので、
ここにコメントします。
なかなかどうして、
書評お上手ではないですか。
「涼微」の由来からすべて
読まさせていただきました。
評価の仕方も、
採点 ---> 内容 ---> ・・・・
・・・・ ---> 文章について
の流れは考えましたね。
なかなか Good だと思います。
また遊びに来ますので、
よろしくお願いします。m(_ _)m
2. Posted by 涼微 2006年12月21日 22:58
こんばんは!コメント有り難うございますm(_ _)m
駄文褒めていただいたのは嬉しいんですが、まだまだ支離滅裂な文や、なんとなくひっかかる表現がある気がするんですよ。でもはっきりと分からないから直そうにも直せないそんな状況です。
ところで、こちらからも前の2つに続き読ませていただきました。しっかり内容を紹介して、自分の意見を書くという形式はまさに書評といった感じでしょうか。まさにこの「本が好き」プロジェクトにぴったりだと思いますよ!
だらだらと長文すいません。と謝りつつ今後ともよろしくお願いしますね。
駄文褒めていただいたのは嬉しいんですが、まだまだ支離滅裂な文や、なんとなくひっかかる表現がある気がするんですよ。でもはっきりと分からないから直そうにも直せないそんな状況です。
ところで、こちらからも前の2つに続き読ませていただきました。しっかり内容を紹介して、自分の意見を書くという形式はまさに書評といった感じでしょうか。まさにこの「本が好き」プロジェクトにぴったりだと思いますよ!
だらだらと長文すいません。と謝りつつ今後ともよろしくお願いしますね。