さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学/山田 真哉

posted in 10:23 2006年12月23日 by 涼微
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採点
55点

内容
会計の基礎

項目
1、さおだけ屋はなぜ潰れないのか?―利益の出し方
2、ベッドタウンに高級フランス料理店の謎―連結経営
3、在庫だらけの自然食品店―在庫と資金繰り
4、完売したのに怒られた!―機会損失と決算書
5、トップを逃して満足するギャンブラー―回転率
6、あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか?―キャッシュ・フロー
7、数字に弱くても「数字のセンス」があればいい―数字のセンス

読んだ動機
簿記2級勉強中につき…

こんな人にお勧め
1、会計の基礎を学びたい人
2、広告などの数字に騙されないようになりたい人

内容のレベル
    2

会計について
みなさんは会計について学習したことがあるだろうか?わたしはまだ、道半ばといった感じだが、会計は日常生活に、とても役に立つものである。

例えば、人が生活するうえにおいて、お金の出入りがあることは、今や常識のこととなっている。この時、会計の知識を使って、少し高度な帳簿をつけたりすると、お金の出入りの金額を正確に把握することが出来る。そうすることで、無駄遣いを無くしたら生涯でいくら節約になるか分からない。

しかし、この方法では衝動買いするタイプの人間には通用しないかもしれない。なぜなら、そういったタイプの人間は気に入った品物を見るや否や、金額の事については頭から吹っ飛んでいってしまっているからだ。でも、もしかしたら、お金を管理して普段から無駄遣いしないことを意識していれば、少しは自制できるのかもしれない。だから、自分が無駄遣いタイプだと思っている人は普段から意識する方法を試してみて、どうなったか報告していただければ幸いである。

また、株が世間に広がったことなどにより、会社の財務を分析するニーズも高まってきている。このときも会計の知識をちょっとかじっているかどうかで、情報量が全く違ったものになってくる。

話は変わるが、会計の知識を使って世間の人が会社の監査をすることも大事なのではないだろうか。もし、様々な人々が会社をチェックする能力を有して、監査する機能が徹底されることになったら、会社の不正は減るだろう。なぜなら、会社にとって顧客とはなくてはならないものだから、自社にとって不利益な噂が顧客に流れるのが嫌だからである。

そんな中で本書は、「会計学」というよりは、より日常的な「会計」というものを扱ったものである。例えば、「わりかん」という事例を使って「キャッシュ・フロー」を解説したりしている。キャッシュ・フローとは、簡単にいうと、現金自体の流れを捉えたものである。こういう身近な例と専門的な事を繋げて解説している本は、分かりやすくて入門書としては最適である。だから、この本が会計の本としては、売れていることも納得である。

しかし、最近はブームに便乗してか、この手の本が出すぎであろう。もっともわたしは、読む気にならないが。

さて、あなたがこの本を読み終わった時、日常目にする数字を多面的に解釈できるようになっているであろう。そして、数字に騙されるということも少なくなっていることであろう。もっと言えば、より数字に騙されまいとするには、売り手等の人の心理を読むことも大事であるが…

こちらのブログも巡ってみよう!
ECONO斬り!!


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