経営

経営学 NO.3 〜経営戦略の階層〜

posted in 21:07 2007年02月14日 by 涼微
Comments(0) TrackBack(0)   経済・経営  このBlogのトップへ 前の記事 次の記事

今日は、経営戦略の階層とそれぞれの戦略について見ていく事にしよう。

そもそも、階層とは何を意味する言葉だろうか?それは、例えばある建物もしくは体系における下層から上層までの積み重なりの構造を指す言葉であろう。要するに、様々な物質や機能が集まったある集合体で上下的に分けることが出来る連なりと言えよう。

そこで、会社の階層性について考えてみると、大まかに三つの階層に分けることが出来る。まずは、全てを包括している企業それ自体の階層厳密には階層と呼ぶのはいささか、間違っている気はするが)と、テレビ部門や家電事業等のある特定の製品ないし事業の階層と、販売・生産・人事といった会社の機能による階層である。

そこで、上記3つの階層にはそれぞれに異なる戦略が与えられるのだが、その名称は順に全社戦略事業戦略職能別戦略と呼ばれる。

ここで、それぞれの主な戦略について見てみると全社戦略においては、まさにその企業の戦略の方向性を決めるものであり、例えば事業を増やすため多角化をしたり、逆に様々な事業がある中で、どの事業に重点を置くか?という事を決めたりする。または、その企業が影響を持つ範囲を増やすために、全国展開したり海外に出る国際化をしたりする。

次に、事業戦略ではその企業と同じ製品・事業を展開しているほかの企業と競うための戦略で、コストの低下や特徴的な広告を出したりして、如何にしたらにその製品市場の中で他企業より優位に立ち、収益を上げることができるのか?という事を念頭に策定する戦略である。

最後の職能別戦略においては、製造部門、販売部門、人事部門等がそれぞれの方向や効率等を策定する戦略である。

以上の様に経営戦略においては、企業の中で大きく三つの階層に分けられるのであるが、一般的に大企業である程、縦の広がりである階層やその階層内の横の広がりが細かく分けられてる。というのも大企業においてはトップが逐一それぞれの事業や部門を把握するのは困難なので、それぞれの事業部長や部門長に任せる事となり、より組織が小分された形になるのである。

という事で、今日は経営戦略の階層について見てきたが、次回は全社戦略の手法について詳しく見ていくことにしよう。

ソース

wikipedia

INITIA Consulting

高校生から読める大学の授業

人気ブログランキングぜひともクリックお願いしますm(__)m



MBAマネジメント・ブック/グロービス・マネジメント・インスティテュート

posted in 17:31 2007年02月12日 by 涼微
Comments(0) TrackBack(0)   経済・経営  書評・本 このBlogのトップへ 前の記事 次の記事

内容(「BOOK」データベースより)
最前線の現場で戦う数多くのビジネスパーソンに愛読され、問題解決や意思決定に大きく貢献してきた旧版『MBAマネジメント・ブック』。日々進化するビジネス・トピックに対応するため、この「ビジネス・バイブル」を大幅改訂。MBAのコアコースで学ぶエッセンスを網羅。現実のビジネスに活用可能な形で、経営理論のエッセンスをわかりやすく解説。経営分析の手法と戦略立案のフレームワークに重点。

採点

65点

(概要)MBAマネジメント・ブック

わたしが手に取ったのは1995年の旧版の方であり、新版が2002年に出ているので、多少内容が古めかしい部分があるかもしれないが、おそらく旧・新の違いは第6部のIT技術の活用法のところが少し変わっているぐらいで他の部分はあまり変わってないと思われるので、簡単に概要を述べていく事にしよう。

もっともマネジメント・ブックといっても、たかだか260ページにマネジメントに必要な8項目を押し詰めているだけだから、それぞれの項目の表面を辿っただけだという感じが否めない。そういうわけで、それぞれの項目をざっと理解したいだけの人にはお勧めであるが、本格的に細部に入っていきたい人にはあまりにも表面的過ぎて物足りない書籍であろう。

さて、項目としては

第1部 経営戦略
第2部 マーケティング
第3部 アカウンティング
第4部 ファイナンス
第5部 人・組織のマネジメント
第6部 IT(情報技術)
第7部 ゲーム理論・交渉術

となっているが、それぞれにまた小項目があり、その項目一つについて図を入れながら2ページの見開きで説明するという構成になっている。確かに見易くて索引し易いのはいい事だが、全部の項目を同等に2ページに扱うというのは無理がある。なぜなら、項目それぞれについて説明の短長に違いが出るのは当たり前であり、説明を省かないといけないところや、または説明を長くしようとして少し奥まで入らないといけないところがあり、結局不釣合いになっている感がある。

もっとも、書いている内容自体は計16人で執筆することでしっかりしていて、経営とは何たるかを大まかに知ることが出来てさして問題は無いのだが、上記のようなページ数と項目の制約で少し残念な物になっている。

新版は少しは改善されてるかもしれないがどうだろう。

私的に興味深かった章

ゲーム理論関連の本は前々から読んでみようと思っていたのだが、本書のゲーム理論の章を見てやっぱり面白そう!

企業活動ひいては人生をゲームに見たてて、解決法を探っていく。その根底には人生活動には、大よそのパターンがありそのパターンに関する知識を持っているかいないかで、実際の行動に影響を与え、その影響の開きが出るほどある人とある人の人生にも開きが出てしまう。

これは、読書量や実際の経験値の多少にも言える事で、日々変化のない人生を送っている人は自分の狭い範囲でしか物事を考えれないのでまさに、「目の見える盲人」とはこの事を言うのであろう。

人気ブログランキングぜひともクリックお願いしますm(__)m



経営学 NO.2 〜経営戦略の定義・意義〜

posted in 22:16 2007年02月09日 by 涼微
Comments(0) TrackBack(0)   経済・経営  このBlogのトップへ 前の記事 次の記事

さて、今回は経営戦略の意義・定義についてまとめてみたいと思います。

まず、「経営戦略」とは読んで字のごとく、ある特定の企業、または企業共通の経営における戦略をまず策定・計画し、その計画を元にして実際に実行するための具体的な方向付けを与える事に他なりません。

そこで、(INITIA Consulting)さんによると

経営戦略という言葉はどうやら大きく二つの要素から成り立っているようです。ひとつは「将来、自分はどうなりたいのか」ということです。あるべき姿とでも言いかえることができるでしょう。もう一つは「じゃあ、そのためにはどうするのか」という、目標に対する方向性に関する記述です。

つまり、上記の「将来、自分はどうなりたいのか」という部分が「経営戦略の策定・計画」であり、「じゃあ、そのためにはどうするのか」という部分が「経営戦略の具体的な方向付け」と言い換えることが出来るでしょう。

また、この経営戦略には様々な定義が存在します。(wikipedia)

「持続的競争優位を達成するためのポジショニングを構築すること」

これはつまり、ある業界またはある製品群において、優位な位置にあるほど他社との競走上、知名度や規模により有利な立場に立つことが出来るので、そのために経営戦略を用いることによって、計画的に優位な立場を構築し、またその立場を持続しようという定義であります。

「企業が考えた競争に成功するためのセオリー」

これは、競争に勝つにはある程度類似したセオリーがあるという視点から、実際に競争に勝っている企業の特徴を分析・考察し、そこから得たセオリーをどの企業にも適用できるように一般的に定めることで普遍的に応用しようという定義であります。

「企業を取り巻く環境との関わりについて、企業を成功に導くために何をどのように行うかを示したもので、企業に関与する人たちの指針となり得るもの」

これは、上記と同様に成功している企業においては、ある程度類似している環境(内部環境「企業組織・企業文化etc」・外部環境「市場・顧客etc」)があるという視点から、成功している企業の環境を分析・考察し、そこから得た様々な普遍的な環境を、企業に関わる人たちの共通な方向性の指針にしようという定義であります。

「市場のなかの組織としての活動の長期的な基本設計図」

これは、将来その企業がどうなりたいのかを言葉や絵で明確に記述することで、その企業で働く人または、その企業の顧客等の関連する人々に対して明確な活動予定を示すことにより透明性を保ち、その企業の方向性を理解してもらおうという定義であります。

以上のように、一口に「経営戦略」といってもポジショニングや活動の予定を定めるものや、普遍的なセオリーや環境を定めるもの等の視点が存在するのであります。

さて、今日はこのように経営戦略の基本的な意義・定義を示してきましたが、次回は経営戦略の階層を述べていきたいと思います。

人気ブログランキングぜひともクリックお願いしますm(__)m



アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役/稲盛 和夫

posted in 19:54 2007年01月19日 by 涼微
Comments(2) TrackBack(2)   経済・経営  書評・他サイト このBlogのトップへ 前の記事 次の記事

内容(「BOOK」データベースより)

小集団による部門別採算、自由度の高い組織、時間当り採算表、リーダーが育つ仕組み―究極の稲盛流・経営管理手法。独創的「管理会計」の集大成。

 目次

第1章 ひとりひとりの社員が主役
・アメーバ経営の誕生
・市場に直結した部門別採算制度の確立 ほか)
第2章 経営には哲学が欠かせない
・事業として成り立つ単位にまで細分化
・アメーバ間の値決め ほか) 第3章 アメーバの組織づくり
・小集団に分け、機能を明確に
・市場に対応した柔軟な組織 ほか)
第4章 現場が主役の採算管理・全従業員の採算意識を高めるために
・「時間当り採算表」から創意工夫が生まれる ほか)
第5章 燃える集団をつくる
・自らの意志で採算をつくる
・アメーバ経営を支える経営哲学 ほか)

この本のおすすめ書評@ブログ

 京セラ・第二電電(現KDDI)創業者である、稲盛和夫氏による経営本。

さて関連ブログを巡ってみよう!

アメーバ経営について
MBAへの道

アメーバ的人間関係
出勤直前対策レッスン−人間関係に疲れない幸せ

アメーバ概要
電気羊:新婚コンサルのビジネス&読書感想文

夢と希望を与える経営
【旬を読む】歌手・原田悠里 『アメーバ経営』稲盛和夫著

アメーバ概要
きっかけサロン

アメーバという小団体を全体的なフィロソフィでまとめるかぁ。

ぜひ一度、アメーバ経営関係の本を読んでみたいものですね!

人気ブログランキングぜひともクリックお願いしますm(__)m



サイト内検索
トラックワード
あわせて読みたい


フィギュア動画