苫米地英人とその著作について - テレビは見てはいけない/苫米地英人

posted in 23:49 2010年01月03日 by 涼微
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テレビは見てはいけない
書籍名

目次
第一章 テレビは見てはいけない
第二章 脱・奴隷の生き方
第三章 日本人はなぜお金にだまされやすいのか




・読書記録の抜き書きはこちら - テレビは見てはいけない:涼ペディア

実は私は本書を二回読んだのですが、一回目は買ってすぐ去年の9月末あたり(*1)、二回目は面白いと思った箇所を上記のリンク先のページに記録しておくために去年の年末辺りから。

初め読んだ際には著者の苫米地英人氏のことをあまり知らなくて、「何だか内容の薄そうな著作を量産している胡散臭い人だな」ぐらいにしか思ってなかったのですが、二回目を読むまでに色々と著者についての情報が入ってきていたので(*2)、「割と面白い人かもしれない」と思いつつ二回目は読みました。

本書の内容は一言で言うと、「洗脳」の話を軸にして各々の章のテーマに沿って色々と書いてあるというものなのですが、氏の他の著書はきっちり読んだことはないながらもAmazonのレビューなどを参考に推測すると、恐らく他の著書も大体似たような形式(洗脳の話を軸にテーマについて言及する)で書いてあるんじゃないかと思われます。だから、著作を量産している人にありがちな、著作間で重複している箇所が結構な割合で存在しているという現象が起こっているのではないかと。

Amazonで氏の名前で検索すると(苫米地英人)、いわゆる「自己啓発」に関して書かれた書籍が多いかなという印象を受けます。これこそが見る人から見たら「胡散臭そう」という印象を与えてしまう要因なのかもしれませんが、以前見た「博士も知らないニッポンのウラ」において著者いわく、ターゲットをあえてそこに絞ってやっているそうな。つまり、大多数の今一つ冴えない人たちが手に取りそうな外装にし、本を読むことでその人たちの意識が少しで上向けばそれでいいんじゃないのという。

私が氏のそういった意図で出版した本をさらっと読む限りでは、はずれ本が多い「自己啓発」とういうジャンルの中において、彼の著作はその主張する根拠が学問的にも実践的にも割としっかりしている方だとは思います。

氏の著作はレビューもたくさんついてることですし、それを参考にして一冊ぐらい読んでみるのもいいかもしれません。つまらなかった場合のクレームは苫米地氏のブログでどうぞ。あ、でもブログコメントは実名を推奨しているらしいですけど。

*1:読んだ当時のTwitterログ - http://twitter.ryoubi.com/?p=135

*2:例えば、「博士も知らないニッポンのウラ」の動画など。今でも検索すると動画サイトで見ることができます。



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