第13回経済学検定(ERE)とERE勉強法

posted in 03:43 2016年10月29日 by 涼微
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今日第13回経済学検定(ミクロ・マクロ)の結果が返ってきた。結果は, 

ミクロ経済学 120/250 252位/1163名
マクロ経済学 160/250 57位/1163名
ミクロ・マクロ 二科目の順位 98位/1163名
偏差値 63.6 ランク「A」

だそうだ。参考までに他のランクも挙げておくと

ランク 偏差値 範囲
73以上 上位1%以上
66〜73未満 1.1〜5.0%
60〜66未満 5.1〜15.0%
55〜60未満 15.1〜30.0%
47〜55未満 30.1〜60.0%
37〜47未満 60.1〜90.0%
37未満 90.1〜100%
(経済学検定 EREホームページより)

S …経済分野でプロとして通用するレベル
A+…大学生博士課程レベル
A …大学院入学者レベル
B+…経済学部卒業レベル
B …経済学の基礎知識レベル
C …経済学の不得意科目を基本から
D …経済学全般を基本から

という事らしい。とすると大学院入学者レベルという事に位置づけされそうだがそうは思わない根拠がいくつかあるのでそれを挙げてみる。

第一に、経済学検定には2種類あって、ミクロ経済学とマクロ経済の計50問を受けるバージョンとそれに財政学・金融論・国際経済・統計学・時事経済を足した計100問のバージョン(以後単にEREと呼ぶ)であり、上記の判定はこのEREにおける評価であると考えられるからである。ところで、ミクロ・マクロの受験者数が1163名というところから見てEREの方は多くて300名ぐらいだろう、するとミクロ・マクロ受験における評価は1ランク落とすぐらいが妥当と考えられる。

第二に、受験者数が少ないすなわち分母が少なすぎるという点である。さらに、受験者層は大学生を中心に経済関係の仕事に就く社会人また公務員などの資格浪人が受けているようであるが果たしてその中で何割の人間が大学院レベルに到達しようと考えているのか甚だ疑問で、何となく受けている人数が多い可能性を否定できないからである。そのような状況においてA判定を貰っても大学院入学相当の成績なのか判断がつきにくいので、これからの受験者数拡大による判定の緻密化が望まれる。

以上の考察から、特に上位の経済系大学院に入学するには少なくともミクロ・マクロでA+は欲しいところであり、望むればEREでのA+も取っておいて基礎は万全という状態まで持っていきたいところだ。

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さて、経済学検定における最も時間効率の良い勉強法はというと、これは資格の勉強にはすべて共通する事だが、過去問に当たる事にかぎる。特にこの経済学検定はまだ出来たばかりで問題につても暗中模索なのか過去に出た問題が多く出題される傾向にあるので特に過去問の問題集にあたるのが得策である。しかし、経済学の基礎力をつけるには定評のあるミクロ・マクロのテキストを一通り読んで、市販されているミクロ・マクロの問題集や公務員試験のミクロ・マクロの問題集を多くこなす方が良いし、そうする事で経済学検定の点数も上がってくるだろう。事実経済学検定受験者は過去問対策の勉強よりもテキスト&問題集の勉強をしている方が多いようである。





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