行動経済学 経済は「感情」で動いている/友野 典男

posted in 04:10 2007年08月07日 by 涼微
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行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)
行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)

 近代経済学の多くは人間は利潤を最大化するという合理的な行動に依拠するという前提の「合理的選択理論」の上に構築されてきた。しかし、もちろん経済学者誰もが現実の人間が合理的に行動するなどと考えているわけではないであろう。では、なぜ未だに合理性に基づいて理論を構築しているのだろうか?合理性に依拠する理由としては、かのミルトン・フリードマンは経済主体は「あたかも」合理的に行動しているので特に問題は無いと主張した。他の理由としては、合理的理論の他に適当な理論が見当たらないので、現在の理論は暫定的な理論であるとも言われている。つまり仮に現在の理論が正しくないと認めると経済学の体系が崩れてしまうのだが、しかしそれに変わる理論が無ければ現行の経済学者の依り所が無くなってしまうので困ってしまうのである。

 そこで近年登場してきたのが行動経済学である。行動経済学においては、実際の人間の行動を出発点に置き、その行動の原因や経済社会に及ぼす影響を究明し人々の行動のコントロールする事を目的としている。つまり近代経済学においてはある合理的な前提を置いて理論を構築しその上で現実との整合性を探っていたが、行動経済学においては出発点を実際の人間の行動に置く事から始める点が大きく異なっていると言えるのである。では行動経済学で用いられる概念にはどのようなものがあうのだろうか。

 行動経済学において主に用いられる概念にヒューリスティックス(便宜的な手がかり)とバイアス(偏見・先入観)がある。

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