MBAマネジメント・ブック/グロービス・マネジメント・インスティテュート

posted in 17:31 2007年02月12日 by 涼微
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内容(「BOOK」データベースより)
最前線の現場で戦う数多くのビジネスパーソンに愛読され、問題解決や意思決定に大きく貢献してきた旧版『MBAマネジメント・ブック』。日々進化するビジネス・トピックに対応するため、この「ビジネス・バイブル」を大幅改訂。MBAのコアコースで学ぶエッセンスを網羅。現実のビジネスに活用可能な形で、経営理論のエッセンスをわかりやすく解説。経営分析の手法と戦略立案のフレームワークに重点。

採点

65点

(概要)MBAマネジメント・ブック

わたしが手に取ったのは1995年の旧版の方であり、新版が2002年に出ているので、多少内容が古めかしい部分があるかもしれないが、おそらく旧・新の違いは第6部のIT技術の活用法のところが少し変わっているぐらいで他の部分はあまり変わってないと思われるので、簡単に概要を述べていく事にしよう。

もっともマネジメント・ブックといっても、たかだか260ページにマネジメントに必要な8項目を押し詰めているだけだから、それぞれの項目の表面を辿っただけだという感じが否めない。そういうわけで、それぞれの項目をざっと理解したいだけの人にはお勧めであるが、本格的に細部に入っていきたい人にはあまりにも表面的過ぎて物足りない書籍であろう。

さて、項目としては

第1部 経営戦略
第2部 マーケティング
第3部 アカウンティング
第4部 ファイナンス
第5部 人・組織のマネジメント
第6部 IT(情報技術)
第7部 ゲーム理論・交渉術

となっているが、それぞれにまた小項目があり、その項目一つについて図を入れながら2ページの見開きで説明するという構成になっている。確かに見易くて索引し易いのはいい事だが、全部の項目を同等に2ページに扱うというのは無理がある。なぜなら、項目それぞれについて説明の短長に違いが出るのは当たり前であり、説明を省かないといけないところや、または説明を長くしようとして少し奥まで入らないといけないところがあり、結局不釣合いになっている感がある。

もっとも、書いている内容自体は計16人で執筆することでしっかりしていて、経営とは何たるかを大まかに知ることが出来てさして問題は無いのだが、上記のようなページ数と項目の制約で少し残念な物になっている。

新版は少しは改善されてるかもしれないがどうだろう。

私的に興味深かった章

ゲーム理論関連の本は前々から読んでみようと思っていたのだが、本書のゲーム理論の章を見てやっぱり面白そう!

企業活動ひいては人生をゲームに見たてて、解決法を探っていく。その根底には人生活動には、大よそのパターンがありそのパターンに関する知識を持っているかいないかで、実際の行動に影響を与え、その影響の開きが出るほどある人とある人の人生にも開きが出てしまう。

これは、読書量や実際の経験値の多少にも言える事で、日々変化のない人生を送っている人は自分の狭い範囲でしか物事を考えれないのでまさに、「目の見える盲人」とはこの事を言うのであろう。

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