経営学 NO.2 〜経営戦略の定義・意義〜

posted in 22:16 2007年02月09日 by 涼微
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さて、今回は経営戦略の意義・定義についてまとめてみたいと思います。

まず、「経営戦略」とは読んで字のごとく、ある特定の企業、または企業共通の経営における戦略をまず策定・計画し、その計画を元にして実際に実行するための具体的な方向付けを与える事に他なりません。

そこで、(INITIA Consulting)さんによると

経営戦略という言葉はどうやら大きく二つの要素から成り立っているようです。ひとつは「将来、自分はどうなりたいのか」ということです。あるべき姿とでも言いかえることができるでしょう。もう一つは「じゃあ、そのためにはどうするのか」という、目標に対する方向性に関する記述です。

つまり、上記の「将来、自分はどうなりたいのか」という部分が「経営戦略の策定・計画」であり、「じゃあ、そのためにはどうするのか」という部分が「経営戦略の具体的な方向付け」と言い換えることが出来るでしょう。

また、この経営戦略には様々な定義が存在します。(wikipedia)

「持続的競争優位を達成するためのポジショニングを構築すること」

これはつまり、ある業界またはある製品群において、優位な位置にあるほど他社との競走上、知名度や規模により有利な立場に立つことが出来るので、そのために経営戦略を用いることによって、計画的に優位な立場を構築し、またその立場を持続しようという定義であります。

「企業が考えた競争に成功するためのセオリー」

これは、競争に勝つにはある程度類似したセオリーがあるという視点から、実際に競争に勝っている企業の特徴を分析・考察し、そこから得たセオリーをどの企業にも適用できるように一般的に定めることで普遍的に応用しようという定義であります。

「企業を取り巻く環境との関わりについて、企業を成功に導くために何をどのように行うかを示したもので、企業に関与する人たちの指針となり得るもの」

これは、上記と同様に成功している企業においては、ある程度類似している環境(内部環境「企業組織・企業文化etc」・外部環境「市場・顧客etc」)があるという視点から、成功している企業の環境を分析・考察し、そこから得た様々な普遍的な環境を、企業に関わる人たちの共通な方向性の指針にしようという定義であります。

「市場のなかの組織としての活動の長期的な基本設計図」

これは、将来その企業がどうなりたいのかを言葉や絵で明確に記述することで、その企業で働く人または、その企業の顧客等の関連する人々に対して明確な活動予定を示すことにより透明性を保ち、その企業の方向性を理解してもらおうという定義であります。

以上のように、一口に「経営戦略」といってもポジショニングや活動の予定を定めるものや、普遍的なセオリーや環境を定めるもの等の視点が存在するのであります。

さて、今日はこのように経営戦略の基本的な意義・定義を示してきましたが、次回は経営戦略の階層を述べていきたいと思います。

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