2007年05月
2007年 4月 完全失業率3,8%
総務省によると完全失業者数は268万人で前年同月に比べ16万人の減少となり、17か月連続の減少となった。これにより、9年1ヶ月振りに完全失業率が3%台に下がり、統計的にも雇用情勢の改善が裏付けられた形となった。過剰雇用と不良債権の解消と共に世界的な好景気による輸出の増加がその主要因だと言われている。
一方で雇用者全体に占める非正社員の増加(約33%)とそれによる賃金水準の低下、さらに好況な南関東や東海に対して不況な北海道等における失業率の地域間格差が問題点に挙がっている。
この完全失業率の低下には15〜24歳の若者層の完全失業率が1,5%減って7,5%となった事が一役買っているという事で、この若年層の完全失業率低下はいつまで続くのかというのは特に20代前半辺りの人にとっては大いに関心があるところではないだろうか。
そういえば、3/20日の時点で大卒採用来年春13,5%増と出ていたが、仮に来年度この増加率が達成されれば、今春の水準よりも採用が多いという事になるから、最低でもあと2,3年は現状の新卒採用水準を期待できるのかな。
という事で、現在の戦後最長と言われている景気拡大がいつまで続くのか、また団塊の世代の退職を補うための雇用拡大はいつまで続くのかという事と共にこれからも新卒者採用数の推移を経済学部生としてまた就職当事者としてこれからも追って行きたいところです。
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観光学研究
観光学入門―ポスト・マス・ツーリズムの観光学 岡本 伸之 有斐閣 2001-04 by G-Tools |
今、地方の大学で観光学の学部・学科を設置する所が増えているという。観光学とはwikipedia によると
経済の発達に伴い、「楽しみのための旅行」が、広く普及し、マス・ツーリズムの時代が到来した。これに伴い、「いかにしてより満足できる観光が実現するか」などといった問いが立てられるようになり、他方では観光地の開発などにより、環境破壊などの問題が出てくる。観光学は、これらの問題を解決していくためにある。しかし、必ずしも学問として体系だったものではなく、観光「学」と呼べない、という意見もある。
との事、一応経済学系統という事らしいが。わたしが初めてこの観光学というのを聞いた時、学問ととして小分けして体系立てる程のものなのかどうなのか、また”学問”というより”専門職”的なニュアンスの方が強い気したのだが、どうもこの観光というものは地域活性化のために国を挙げて振興しているようで、観光事業の人員増加のためにも大学の利用を促進しているようだ。
現在観光を学部・学科に付けた大学は33あり、特に今年観光学科を新設した和歌山大学には80人募集のところ680人志願というなんだか知らないところで大人気のようである。
そこで、観光学とは何を学ぶのか大阪観光大学なるところのカリキュラムを見てみたところ、 なんだかいろんな学問の科目をごちゃ混ぜにして一部「環境」という文字を足しているだけの様に見えるのはまだ体系付けられていない証拠だろうか。
やはりカリキュラムを見ても演習が多いようで大学というより専門学校という方が近いような気がするのだがどうだろう。また、”旅行ガイド・添乗員論””ブライダル概論””ホテル実務概論”等といった実際の職務に基づく授業は理論化された体系を習うよりより実地に出向いたほうが何十倍も分かり易い気がするのだが、つまり無理やり学問感がまだ拭えていない。
さて、これから観光学は大学に定着していくのかどうなのか外から見ている分には、理論化し大それた学問にする程の必要性は感じられないのだが、まぁ授業を見たことも際立った実績を聞いたことも無いのでなんとも言えない。
(実際を知らないでやけに批判的だけども、仮に実際と私見との間に乖離がありましたらここにお詫び申し上げますm(__)m)
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限界睡眠性向
限界睡眠性向とは…睡眠一時間に対して何時間起きていられるかという指標(ある定まった時間を睡眠時間で割った数)
例題
1、健康を保つとされている睡眠時間…24/7≒3,4
2、四時間睡眠法…24/4=6
3、みのさん・ナポレオン…24/3=8
(断続的に睡眠をとってるのでもう少し多いという説もある)
4、ここ二日の自分…48/4、5≒10,67
(10オーバーはさすがにキツイ^^;
というのも、言うなれば「1時間の睡眠で起きている10時間分の休息を取っている」ということになるからである。
しかし、この後気を抜いて5時間寝てしまうと一気に限界睡眠性向は約5,58まで下がってしまう。)
なおこの指標においては遁減の法則が成り立っているので、特に睡眠時間が少ない場合においては傾きが急なので注意が必要である。
限界睡眠性向
24
↑
12 超人
8 人類最高レベル
4,8 人生を真剣に生きている人
3,5 凡庸な生活
2 堕落人生
↓
1
問題点
1、(特に短期間において)起きた時点で計測し始めるか、寝始めた時点で計測し始めるかで議論が分かれるところである。(誰と?)
2、もちろん起きている時間によってある人の生活水準が決まるというわけではないので、この指標のみで生活水準を計るのは危険である。
3、Googleで「限界睡眠性向」検索してもこのブログしかヒットしない。
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いくら着飾って高級レストランで食事してみたところで、実際は餌を食べているただの猿である
何処で誰が言っていたか忘れたけれども(語句もおそらく微妙に違うけれど)、この最高に冷めたスタンスが良いね。
(意味の説明は不要だと思うが)仮にこの言葉の意味を完全に了解できた時、(浮きが入り混じった)富裕への羨望とファッションによる誤魔化しをある程度相対化することが出来るであろう。
まぁしかし、世の中の主流派の論理では無いな。
(事例研究)
例えば着飾った美男美女が高級外車から出てきて、高級レストランに入らんとしているところを目撃した時の基本的な三つの反応。
憧れ→世の中の人間の大半がするであろう正常な反応。
「ふ〜ん、がんばってるなぁ」→表題の意味を了解している者が出来る反応。
嫉妬→これは最悪。外見も内面も悪い者ほど醜い人間はいないであろう。
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虚無論
例えある文章を書いてみたところで、所詮それは過去に誰かが書いた事と類似していて、またこの世界を構成するすべての事象の中においてほんの一粒でしかない。(もちろん書くことで記憶と記録に留める事に多少の意味はある)
ある事に熱中してみても、それは他の人から見たら没個性的な事でしかなく、自分自身でもよく考えてみたとたんに熱中している事が馬鹿らしくなり醒め切ってしまう。
ある低次の欲望のためにがんばったところで、次から次へと高次の欲望が生じてきて一向に満たされることは無い。(そうならないためにも、諦めとは違うある一定の水準で自動的に満足の状態になる事が大切であろう)
たとえある者をすばらしいと賞賛してみてもそれは偏った見方に過ぎず、また案外それと類似した能力を持つものは多数存在するものである。(つまり運と押しが大半である)
また、一部を除くほとんどすべての者が平凡で普遍的な能力や才能しか持ち合わせていない拘らずその凡庸な個性を認められんがために必死であり。(そうなるとある種の凡庸レースになってしまう)
だからといって何もしなければ退屈で、しかし倒れるほどは頑張りたくも無くて。
特に生きていることが苦痛でもなくて。
それでも(必死に色を付けようとするが)色褪せた一日は虚無の渦へと…
寂寥感論考
人間というものは、主に一人でいる時にふと寂しさを感じるものである。
わたしなんかは割と一人でいるのが平気な方であり、周りみんなが集団で会話している中一人でいても特に疎外感というものは感じないのであるが、周りを観察しているとやはりそういった集団としてしか行動できない者は一人になると、この疎外感ひいては寂寥感というものに支配され気が気でなくなるのであろう。というのも明らかに一人で行動した方が自分本位で動けるため行動効率の点で圧倒的に優れているからである。
〜
もちろん人との会話を否定しているわけでは無くある程度の目的を伴ったものやまたはその会話自体が有益となる事のほうが多数である。
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そう考えてみると所謂、無駄(浮き)と思われる時間はこの寂しさを埋めるための時間から生じるのではないだろうか。
ある他人に合わせるための時間、または寂寥感を埋めるためになんとなくテレビを見る等という行為から生じる時間を、仮に自分にとってより有益だと思える時間に充て得ることが出来る人と出来ない人の間にこうも実力の差が生じるのではなかろうか。
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しかし、仮に人間がこの寂寥感と性欲が無く皆が皆自分本位に動ける様にプログラムされた生物であったとしたら人類はとっくに滅びていたのかもしれない。
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